周りの大人の影響?生物的な差?

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聖徳大学・児童学部の相良順子先生によると、原因を『心理学ワールド』という名で説明してくれています。その原因は2つあり

1つの説明は、「周りの大人の働きかけによるもの」だそうです。

私たちが住むこの社会では、昔に比べれば緩和されつつあるものの、車や電車で遊ぶことを“男らしい”とし、お人形さんで遊ぶことが“女らしい”と考えられているので、男の子であれば車や電車で遊んでいればそれが促進され、女の子であれば、人形で遊んでいることが周囲から促進されるということになります」と仰っています。

確かに、男の子には車のおもちゃなどを買い与えたり、トイザらスに行っても男の子コーナーと女の子コーナーが既にあり、外因として働きかけはきっとあると思います。

もう1つの説明は「男の子と女の子の生物的な差によるものだというもの」だそうです。これはホルモンや脳の構造上の違いから説明する立場です。1歳の乳児に人の顔や車の映像を見せると、男児は女児より車を、女児は男児より人の顔を見る時間が長かったという報告(Lutchmaya & Baron-Cohen,2002)があり、かなり早期の段階から、ものへの興味の示し方に男女差があるようです。

さらに、先天性副腎過形成のために胎児期に過剰にアンドロゲン(男性ホルモン)を浴びた女児が、男児のような遊びの好みを示すケースが多いなどという報告から、生物学的な要因も関係していると考えられます」とありました。

好みにはホルモンが影響している、というのも何だか納得できますね。

また、男女で右脳と左脳の大きさが違うことが原因とも言われています。

阿部メディカルクリニック院長で医学博士の阿部聡先生の著書『「イライラ脳」の人たち』によると「男の子と女の子は脳の性能が違うので楽しんで遊べるものも違う」と書かれています。先生の解説によれば、脳の性差は、母親のお腹の中にいる胎児の頃から始まっているのだそうです。母体にいるとき、胎児は脳の左半球の成長を遅くするテストステロンをたくさん浴びます。この時に、男の子は女の子と違って自分でテストステロンを出すのだそうです。そのため男の子は左脳があまり発達せず、逆に女の子は男の子より左脳が発達しやすいのだそうです。左脳には、話すために必要な言語中枢がありますよね。よって女の子は、言葉のための脳が男の子より成長して生まれる、というわけです。阿部先生いわく、そのため女の子はお人形遊び、お買いものごっこ、おままごとといった言葉に関する遊びが得意になりやすいのだろう、とあります。

一方、男の子は、ミニカーや電車のおもちゃだで黙々と遊べる言葉のいらない遊びをしやすいのだそうです。
まだまだ解明されていない人間の深い話ですね。脳科学はこんなことまでわかってしまうんあんんて。また、本書では、女性が男性にイライラしてしまうのも、脳が違うからだと書かれていました。

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